日本の家づくりで、「丈夫で長持ち・長寿命」の家づくりをする条件は3つあります。
地震・白アリ・湿気
この3つに強い家を建てれば長持ち・長寿命の家になります。
本日は「耐震性能」について書きますね。
耐震性能を確保するには、何が一番重要でしょうか?
それは何と言っても、「地盤」です。
建物の構造をどんなに強くしても、地盤が悪ければどうじようもありません。
地盤が悪いと、地震の時にすぐに家が傾いてしまったり、不動沈下を引き起こします。
(※ 不動沈下とは地盤の強さが均一でない場合、家が傾きながら沈下する状況を言います)
日本の住宅地の場合、ほとんどどが軟弱地盤
1級地盤は全体の1~2割 程度と言われています。 地盤調査を行い、地盤が悪い場合は地盤改良をする事になります。
少し前までは、地盤調査をせずに住宅を建てていた建売住宅なども有りましたが、 2000年の建築基準法の改正により、住宅瑕疵担保責任という制度が施行され、 実質的には地盤調査は義務化されています。 ですから、必ず地盤調査を行い、悪い場合は地盤改良補強をしてください。
地盤改良の費用
この地盤改良の費用としては、平均で100万円程度を家づくり予算に 見込んでおく必要があります。 そう考えると、実はこの100万円の予算は土地代ということになります。
地盤が良い場合はゼロ円で済む分けですから・・・。
では、土地を購入する前にその土地の地盤が良いのか悪いのか、 分かるといいですよね。 不動産屋さんは購入前に地盤調査などはさせてくれません。
なぜなら、悪い場合はお客様が購入を躊躇されたりするからです。
もちろん、まだ購入していない土地の地盤調査をする事にも無理があります。
しかし!調べる方法もあります!
購入予定の土地に建物が建っていても、建っていなくても調べる方法があります。
目的の土地物件の東西南北、少し離れた2方向の地盤情報を見ることで、 ある程度の予測ができる訳です。
る土地物件がありましたら、いつでもご相談ください。
そして、地盤の次に耐震に大切なのは「基礎」になります。
何にでもいえることですが、やっぱり足元・根っこが大切な訳ですね。
では、どのような基礎が丈夫で長持ち・長寿命の木の家のための基礎なのか? ズバリ
「 ベタ基礎」です。 布基礎は絶対にダメです。
ところが大手ハウスメーカーなど住宅会社は、まだまだ布基礎の方が多い状態です。
大手ハウスメーカーなど住宅会社で布基礎が使われるのは なぜでしょう。
それは、安くて工期も早いからに他ならないからです。
基礎とは、基礎の底で住宅の重さ荷重を地盤に伝える役目を持っています。
伝える面積の少ない布基礎は丈夫で長持ちしないのです。
( 基礎の間に打つ防湿土間コンクリートはベタ基礎ではありません)
ベタ基礎は、一体となった基礎底全体で住宅の荷重を地盤に伝えてくれるので 丈夫で長持ち・長寿命の木の家になる訳です。
私が開催している 「家づくり勉強会」では、表からは見えない「家の基礎の基礎のこと」「長持ち長寿命の家づくりにするためには?」などをお話ししています。
生涯で一番大きな買い物、最大の「家・住宅」ですから、自分自身で しっかり勉強して、絶対に失敗しない「家づくり・住宅購入」をしてくださいね。
ご都合の合うときにお気軽にご参加ください。