間口の狭い家の設計ポイント

小さな敷地や狭い間口。。。厳しい条件での設計プランには気配りが大事です。

視線の配慮

・隣接するお隣の窓やベランダの位置を調べて窓と窓をあわせない

・上からの視線で覗かれないように窓の高さや位置を考えて配置する

・透明ガラスを使用するか不透明の型板ガラスを使うのか場所によってガラスの種類最善の選択を

・窓だけではなく、玄関周りの視線も配慮する

・塀や植栽で緩やかに視線を遮りながら開放感も確保する

視線の配慮の他にも

・風の抜け

・お隣との音の問題

・外から入ってくる音、室内からの音漏れ

音漏れについて

窓のサッシは防音性能が高い、高気密高断熱のサッシを使う、壁からの音漏れは断熱材にセルローズファイバーを使用すると良いでしょう。

セルローズファイバーは断熱性能だけではなく防音性能が非常に高くなりますので、壁からの音漏れや侵入は殆んどないと言っても過言ではありません。

都市部の住宅密集地の家づくりは都市部ならではの問題点を解決してこそ、

いい家づくりになります。近隣への配慮もその一つです。

隣地との境界が狭く、外部足場を掛けることままならず工事は困難を極めます。

工事に伴う音の問題、埃の問題に始まり、職人さんの移動の車の駐車場確保。

資材搬入車両の駐車の問題。

一番大変な時は上棟の棟上げ工事のレッカー車や生コン打設のポンプ車・生コン車の使用時。狭い道路の場合、車が通行止めになることもあります。

警察署に道路の使用許可書を提出し、許可証を貰わないと工事ができません。

近隣の方には大変なご迷惑をお掛けいたしますので、事前のご挨拶は欠かせませんね。

都市部住宅密集地の建て替え工事の場合は困難なことなど苦労もありますが、完成時の達成感はまた格別です。

家づくりは建てる前からはじまっています。